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「規制以前に風前の灯火……」美少女ゲーム業界の辛苦

投稿: @ 2008年06月05日 - 14:30:56
カテゴリ:カルチャー,ゲーム

「美少女ゲームは青少年の心を破壊し、人間性を失わせる──」そんな主張を繰り広げて、アダルトアニメやゲームの販売規制を請願した円より子参議院議員(民主党)のサイトに、ユーザーからの批判が殺到しているという。

ネットでの批判と聞くと、どれほどの罵詈雑言が飛び交っているのかと穿(うが)って見てしまうが、実際に円議員のサイトを覗いてみると、「議員は表現の自由について、どうお考えですか?」「結局、最近の殺人事件をゲームや雑誌のせいにしたいだけなんじゃないですか?

(中略)

こんな規制を請願するよりも、もっとちゃんと青少年に向き合ってください」など、冷静かつ論理的なものばかり。中にはハーバード大での青少年犯罪についての研究データや、世界各国のポルノ規制と犯罪発生率を一覧表にして反対の論拠を示す者もあった。こうした批判に対し、円議員はブログを閉鎖し、掲示板にも一切返答の姿勢を見せていない。

メーカー側としては、こうしたネットユーザーの行動は心強いところかと思いきや、実際に話を聞いてみると……。

「正直、議員の今回の発言にはあまり関心がないですね。アダルトゲーム業界は規制云々以前に風前の灯火ですよ。
世間じゃ“萌えブーム”なんて言われてますけど、実際アダルトソフトの売り上げは右肩下がりです。
一部、アニメ化や非18禁ゲームへの移植に成功しているソフトハウスを除けば、ほとんどのメーカーはいつ倒産してもおかしくない状態なんです」(某メーカー関係者)

いわく、Winnyなどのファイル共有ソフトが普及し始めてからというもの、違法コピーによる被害が後を絶たないのだそうだ。

「正確な被害実数は把握できていませんが、もともと2万本も売れれば大ヒットという小さな業界ですからね。今は、発売前に大金を投じてプロモーションを行っても、発売日にはネット上に製品版と寸分違わぬコピーデータが出回ってしまう。メーカーもデータのプロテクトを強化して、ディスクがないと起動できないようにするなどの対策を講じてはいますが、しょせんはイタチゴッコです。限定グッズや発売イベントの開催などで販売促進を図ろうにも、予算をそちらに回せば制作費が削られてクオリティが落ちる、そしてさらにファンが離れる……悪循環ですね」(同)

実際、シナリオライターやグラフィッカーへのギャラの支払いが滞る例も多く、クリエイターの業界離れも甚だしいのだとか。

「確かに議員の言う通り、ゲームに登場する女のコの年齢が下がっている実情はありますが、メーカー側だってそのリスクは理解してますよ。以前のように王道のストーリー作品が売れないものだから、倒産する前に一度“アブナイ橋”を渡って売り逃げを図ろうとする中小の業者が相次いでいるんです」(同)

昨今、児童ポルノやゲーム・アニメの倫理問題については、各方面で活発な議論が行われているが、実際の制作現場は「それどころではない」という状況。このまま違法コピーの問題が野放しにされれば、アダルトのみならず、PCゲーム業界全体が衰退の一途をたどることになりそうだ。

引用元:日刊サイゾー

例の「青少年の心を破壊し、人間性を失わせる」の流れで。

>世界各国のポルノ規制と犯罪発生率を一覧表にして反対の論拠を示す者もあった。
まあ、規制とかの話になると昔から正反対の学説はあったからね~。いかに根拠の薄い短い物差しで見ているかって事ですよ。

>Winnyなどのファイル共有ソフトが普及し始めてからというもの、違法コピーによる被害が後を絶たないのだそうだ。
違法コピーは確かに犯罪で買わなくても出来るって言うのも間違ってませんが。売れるゲームは売れているって言うのも事実。まあそれでも、一時代前のブームからするとかなり落ちていますが。

まあ、P2Pは流行ってた頃やってましたが、実際、ダウンロード自体が目的になって、買ったゲームとかもする時間がなくなったんで、近頃やってませんね。つかまるのも嫌だし。
そもそも、つまらないゲームを作っているのが問題で、俺の場合はイラストが好きなので、最初からゲームを買わずにイラスト集とかそっちだけ買うって事もあります。

そういえば、PCゲームあまり買わなくなりましたね・・・昔はFALCOMのゲームとかCDとか片っ端から買ってたモンですが。

「「規制以前に風前の灯火……」美少女ゲーム業界の辛苦」へのコメント

  • ポニ萌え  2008/6/5 木曜日15:46:32

    ははは今でも片っ端から買ってる馬鹿がここにいます!
    ま~独身貴族ゆえですが・・・。
    実際ギャルゲー業界は、ある意味可哀そうだと思います。
    ショップごとに、特典を考えなきゃいけない(それだけでイラストレーターの負担は増えますわ!)
    更に、イラストレーターがいいと同じものを複数買って売る奴が出るから、一気に中古屋に売られて価格破壊(その価格破壊を狙ってる人)そんな買い方されるから、
    いいイラストレーターを使えば→とりあえず一発稼げる→中身粗悪なゲームが出る→業界の評判が落ちる
    みたいないやなスパイラルはありますね。
    自分は、ゲームメーカーが、グッズに走ると冷めちゃう口なんで、昔はLeaf凄く支持してたんだけど、エンターブレーンと組んだあたりからグッズに走り過ぎなのが嫌になって、普通のメーカー扱いですね・・・。
    後は、バックアップディスクの増加ですか、昔は自分みたいに同人用にディスク焼くと言う目的でもない限り、RWなんて持ってなかったけど今は一般機についてますからね~!
    そらコピーされまくりますわ!
    (これはCDの売り上げ不振にもつながる)
    後は若者の貧乏化と一つのゲームの攻略に時間がかかり過ぎると言うのもありますね・・・。
    容量的にかなり余裕があるから色々詰め込んで、クリアに時間がかかり過ぎる罠・・・。
    積む人はいいけどやらないと次を買わない人は、次買わないからな・・・。
    やっぱ景気底上げしなきゃだめと言うのが、最終結論か・・・。
    自分たちの様に、ほしいゲームがあれば生活レベルの方を落とす人は一部だし、携帯のスペックアップで携帯DLのエロゲーも増えてますからね・・・。
    (あれって、もうかるの携帯会社ばかりで、ゲーム作ってる会社への還元率低いんですよね!)

  • タケツカ  2008/6/5 木曜日17:55:47

    まぁゲーム業界自体(大手以外は)そんなに儲かってないですからね。
    ボクも少しだけゲーム会社に勤めていたんですが、危うくワーキングプアになりそうでした。

    トップ側の人間が「オレの企画で作ったゲームだからオレの金」みたいな感じで下の人間に売り上げをあまり下ろしてくれません。
    その方達は仕事中に他社のゲームをやったりしています。一応それも仕事の内なんでしょうけど、こちらは安い賃金でバカみたいに働かされていたので無性に腹が立ちました。家でやれ。

    そりゃ入れ替わりの激しい業界にもなるわ(ボクもすぐ辞めました)。

    ボクの居たところはコンシューマーでしたが、そこも店舗別特典をやたら作る会社で、アンケート葉書に「店舗別の特典が多すぎて全部買えない」みたいなクレームが来てましたよ(あ、この話前にも書いた)。

    イラストで売って、肝心のゲームの内容は三流。みたいな会社でした。まさに。

    PCゲームに関しては基本的にマカーなので買ったこと無かったです。
    Macにintelが入ってから、同人を描くために必要なゲームをプレイするくらい。

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